今回は、よく学科の問題でも出題される「エンジンブレーキ」について、とっても簡単にご説明いたします。
もう、エンジンブレーキについて理解されている方も使う場所などもご紹介するので最後までご覧ください!
■『エンジンブレーキ(エンブレ)』
エンジンブレーキ(以下、エンブレ)とは、「エンジンの回転数を利用した減速方法」のことを指します。
ブレーキと聞くと、何かペダルを操作して行うことを思い浮かべるかもしれませんがペダルを操作するわけではありません。
アクセルペダルから足を離すだけでエンジンブレーキの効果は得られますが、シフトダウン(低速ギヤに変える)してエンジン回転数を上げることで、より強い制動力が得ることができます。
つまり、ギヤを操作して、タイヤのまわる回数を減らしてしえば速度を落とすことができる減速方法と思っていただければわかりやすいかなと思います。
AT車でのエンジンブレーキ例 引用:HONDA ワンポイントアドバイス
■エンジンブレーキを活用する理由
エンジンブレーキ活用が推奨される大きな理由は、フットブレーキの負担を軽減することがメインです。(燃費が向上するのも理由の一つ)
フットブレーキを使いすぎると、摩擦材の過熱によってブレーキの利き具合が低下する「フェード現象」や、ブレーキオイルが沸騰してベダルの踏力が伝わらなくなる「ベーパーロック現象」が発生しやすくなります。
特に長い下り坂ではこうした現象が発生しやすいため、エンジンブレーキとフットブレーキを併用して安全に走行することが大切になります。
■学科試験の為に押さえておきたいポイント
エンジンブレーキの学科試験対策としては、
- エンジンブレーキは低速ギヤになればなるほど強くかかる
- 坂道の下り坂でよく活用する(フェード現象・べーパーロック現象の為)
- 低速ギヤ(ローギヤ(L)・セカンドギヤ(2)を指すことが多い)の理解
- AT車のシフトダウンは、「D」→「2」または「L」・「B」にチェンジレバーを操作することを指す(+・-で表記されている車種もある)
上記を理解しておけば、エンブレの問題は解答できると思います。
以上、簡単ではございますがエンジンブレーキの解説とさせていただきます。頑張って、学科試験合格を目指しましょうね!!
引用:合宿免許 ヘルプ&スタート
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